今日から
”彼岸の入り”です
昔から受け継がれてきた
先祖をしのび感謝の心で供養する
日本独特の行事・お彼岸
お彼岸とは……
春と秋にあり
春分の日・秋分の日をそれぞれ
中日とし前後3日間ずつ
合わせて7日間の事を
いいます
お彼岸の初日を彼岸の入り
終日を彼岸の明けといいます
お供え物としては
春は ぼたもち
(季節の花:ボタン)
秋は おはぎ
(季節の花:ハギ)
と季節の花にちなんで
呼び分けされたそうです
そもそもお彼岸とは
「到彼岸」を略したものです
インドで使われている
言葉のひとつ
サンスクワット語の
「パーラミター」(波羅蜜多)
を訳した言葉で
彼岸(極楽浄土)へ到達する
という意味
彼岸とは悟りの世界を意味し
日々過ごしている”こちら側”は
迷いや苦悩で満ち溢れている
世界だといわれています
対し あちら側の世界…
つまり極楽浄土へ渡るには
迷いや苦悩を断ち切る必要がある
とされています
これは仏教の教えで
六波羅蜜(ろくはらみつ)
の教えからきています
1.[布施]他人へ施しをすること
2.[持戒]戒を守り、反省する
こと
3.[忍辱]不平不満を言わず耐え
忍ぶこと
4.[精進]精進努力すること
5.[禅定]心を安定させ反省する
こと
6.[智彗]真実を見る智彗を
働かせること
日頃からこの六波羅蜜を実践し
悟りを開くことが必用だと
説かれています
単にお彼岸と言っても
奥深いですね